ひきこもりの定義
ひきこもりとは、学校や仕事に行かず、家族以外との交流がほとんどないまま自宅にとどまる状態を指します。厚生労働省は「6か月以上続く社会的な孤立」を基準としていますが、近年は期間を問わず孤立や困難を抱える本人とその家族も支援対象とされています。ひきこもりとは、学校や仕事に行かず、家族以外との交流がほとんどないまま自宅にとどまる状態を指します。厚生労働省は「6か月以上続く社会的な孤立」を基準としていますが、近年は期間を問わず孤立や困難を抱える本人とその家族も支援対象とされています。
厚生労働省の定義
学校や職場に通わず、家族以外との交流がほとんどなく、自宅にとどまる状態が6か月以上続く場合を「ひきこもり」としています。
最新の支援方針
期間を問わず孤立している人や家族を対象に、本人の尊厳と意思を尊重しながら伴走する形で寄り添い、自律的な生活を目指すことを基本としています。就労や社会参加はゴールではなく過程の一部と捉え、居場所づくりや相談支援、訪問支援、家族支援、地域ネットワークの形成を総合的に進めることが求められ、支援者は「敬意」「尊重」「一歩ずつ支援する」という倫理観を持って本人や家族が安心して自分らしい生き方を選べるよう支えることが重視されています。
状態の多様性
ひきこもりは一律の姿ではなく、人によって様々です。
- 趣味や買い物のためには外出するが、学校や仕事には行かない
- 家族とは交流するが、家からは出ない
- 自室からほとんど出ないほど孤立している
このように、外出頻度や交流の範囲は人によって異なります。
背景と要因
- 不登校やいじめをきっかけに始まる場合
- 過酷な労働環境や人間関係の悩み
- 精神疾患や発達障害との関連
- 明確な原因が特定できないケースも多い
重要なのは、「怠け」や「反抗」ではなく、複雑な要因が重なって生じる状態だという点です。
実態と社会的課題
内閣府の調査(令和5年)では、全国で推計146万人(15~64歳)がひきこもり状態にあるとされています。長期化すると本人や家族の生活に深刻な影響を及ぼすため、早期の支援や地域ネットワークの活用が重要です。
支援の方向性
- 本人への寄り添いと段階的な社会参加支援
- 家族への心理的・社会的サポート
- 地域の相談窓口や居場所づくり
- 官民連携による包括的な支援体制
